夏といえば恐竜。2016年夏はシンゴシラ!

夏です。もう本格的に暑いですね。


夏はホラーと恐竜の季節なので、
ホラートークをして心の芯から凍えあがってみるのも良いですが、
やはり恐竜で楽しんで、夏の暑さをふっとばすのが精神的にも気持ちの良い過ごし方です。

さて、前回のコラム。
http://kyoryu-moemoe.dino.vc/wf/story/16977039

恐竜クイズを出しました。

まだ読んでない、答えが見つかってない方は前回に戻って考えてみてくださいね。

クイズは、
恐竜は鳥類へと進化していったわけですが、
どこからが恐竜で、どこからが鳥類なのでしょう?
という「分かれ目はどこかクイズ」でした。

選択肢やヒントがなくてすみません。
わざと入れませんでした。

答えの考え方は‥
「飛べるようになってから鳥類に?」
「歯がなくなるようになってから鳥類に?」
「あの○○という恐竜から鳥類だ!?」
など、様々あると思います。

はい、それでは正解いきます。

恐竜ー鳥類

正解は、、、
「実は、明確な答えがありません!」

だったらそんなクイズを出すなー!と石を投げられそうなので、一応答えます。

始祖鳥

www.kyouryu.info

「アーケオプテリクス(始祖鳥)から現代の鳥に近い生き物が鳥類。それまでが恐竜。」です。

左は恐竜のミクロラプトルのシルエット。右の親指は始祖鳥の骨格。ネイルに入れてみました。

アーケオプテリクスは、
飛ぶのが上手だと考えられている訳でもなく、歯がなくなった境目という訳でもありません。

では、なぜアーケオプテリクスを基準にしたのでしょうか?

かつて、恐竜はウロコがある生き物だと考えられていました。
しかし、後に羽毛があるアーケオプテリクスが発見された事で、鳥類の基準は羽毛がある恐竜からにしようとなったわけです。

でも、アーケオプテリクス以外にも羽毛恐竜は見つかっていて、
どこから鳥類にするかは簡単に線を引ける訳ではありません。

日々、新種の恐竜がどんどん見つかる訳で、
その度に「この恐竜から羽毛があるので、この恐竜から鳥類にしましょう」と、基準がコロコロと変わってしまえば分類が混乱します。

なので、分類学として歴史的な習わしで、
「アーケオプテリクスから区切りましょう」
と決めたわけですね。

ちなみに、アーケオプテリクスは、
白亜紀が終わる大量絶滅の時に生きていたと思われがちですが、
もっと前のジュラ紀後期に生きていました。
(恐竜時代の古い時代から、三畳紀→ジュラ紀→白亜紀となります)

アーケオプテリクスは知名度が高いです。
生田晴香は「始祖鳥(しそちょう)」と呼んでいます。
皆様も覚えておきましょう!

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