こんばんは、ほにゅうるい的ほにゅうるい生田晴香です。
3月です!誕生日月なので、右指をバースデーネイルにしてみました。
ジェルネイル専用の絵の具で描かれたカラフルな花びらの背景の中に、よく見ると白で骨らしきパーツのイラストが描かれているのがお分かりいただけたでしょうか。
そう、これはただのバースデーネイルではありません。
恐竜の化石ネイルです!
それもただの恐竜ネイルではないのです。左手とあわせて見てみると、なんと!
ティラノサウルスのアークトメタターサルネイルなのです!(ででんっ!)
「ティラノサウルス」は超有名肉食恐竜なのでほとんどの方が知ってると思いますが、「アークトメタターサル」とは図鑑や博物館ではあまり説明文が載ってなかったりするので聞き慣れない方も多いと思います。
知っていると恐竜を見るたびに楽しさを増すので何回か声を出して言ってみましょう。
アークトメタターサル、アークトメタターサル、アークトメタターサル、、、
はい、言いにくいですが慣れてください。
では、左指を見てみましょう。
親指はティラノサウルスの頭骨、人差し指はティラノサウルスの前あし、薬指はティラノサウルスの中足骨を表しています。
ティラノサウルスの前あしはこちらです。
中足骨とは人間でいう足の甲、このあたりです。
陸上脊椎動物の脚で、中央の中足骨の上の方が両サイドの中足骨に(難しく言うと第3中足骨が第2、第4に)潰されたように挟まれた構造の事を、アークトメタターサル構造といいます。
右指はアークトメタターサル構造を持たない獣脚類の中足骨を表したものです。
中央はただ挟まれているだけで、ぎゅーぎゅーに潰されている感はありません。
獣脚類でも、ティラノサウルスなどのティラノサウルス類や、オルニトミムスなどのオルニトミモサウルス類はアークトメタターサル構造だったりするのですが、
アロサウルスなど他の獣脚類はアークトメタターサル構造を持っていません。
アークトメタターサル構造を持つ恐竜の特徴は足が速いと言われています。
負荷の方向を一直線にする事で歩いたり走ったりする時の衝撃を吸収でき、早く走れるようになるのです。
そもそもの獣脚類とは?という方は、肉食恐竜をイメージしてみてくださいね。
そんな感じで、獣脚類の中足骨はこういう違いがあって面白いという事がわかってくれたかと思います。
これから恐竜展などで中足骨を見る機会があれば注目してみてくださいね。
ではまた来週!
☆生田晴香☆
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