12月なのでクリスマスコスを。

冬という寒い季節がやってきました。

風邪など引いていませんか?乾燥にも注意なのですが、
そんな寒さを吹き飛ばす、とてつもなく熱い恐竜ニュースが話題になりましたね!!

なななな、、、なんとなんと!
「世界初!琥珀の中から羽毛の生えた恐竜のしっぽ発見!」です!

カレント・バイオロジー(Current Biology)に掲載された論文はこちら。(英語です。)
http://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822%2816%2931193-9

どういう事かといいますと、
ミャンマー北部のカチン州にあるフーコン渓谷の鉱山から、白亜紀中期の約9900万年前の琥珀(こはく)が発見されました。

それはただの琥珀ではなく、琥珀の中に状態が良い素晴らしい恐竜の一部(しっぽ)が入っていたのです!

カレント・バイオロジー(Current Biology)より。

www.cell.com

それは、分類学的に鳥類に近く、鳥類のように進化した羽毛が生えている恐竜のしっぽが閉じ込められている状態であり(現代の鳥のような風切羽というよりは、飾り羽のよう)、骨や軟部組織も!

しっぽの構造から、獣脚類のコエロサウルス類(オヴィラプトルやテリジノサウルスがこのグループ)の幼い個体ではないかと研究者たちに考えられています。

ちなみに琥珀とは、、、
地質時代の植物樹脂が地層に埋もれ長い年月をかけて化石化したもので、宝石としてアクセサリーに使われていたりします。

今回の場合は、基本的にナンヨウスギ類かフタバガキ類の樹液でできている琥珀の可能性がある、というウワサも。

そんな琥珀といえば、
恐竜映画「ジュラシック・パーク」シリーズのイメージが思い浮かびあがりませんか?!

恐竜映画「ジュラシック・パーク」のストーリーでは、
琥珀から恐竜の血を吸った状態の蚊を取りだし、DNAを復元してカエルなどの色んな生き物の遺伝子を組み合わせて作られた恐竜が出てきます。
(つまりキメラですね。)

琥珀の中の蚊から恐竜、、、
映画の世界だけの話かと思っていたら、まさかの恐竜のしっぽですよ。

蚊の中の血〜なんていう遠回りせずにそのまんま恐竜です。

「ジュラシック・パーク」シリーズみたいに琥珀の中のDNAから恐竜を、、、というのはとてつもなく難しいですが、
この発見。興奮せずにいられますか!
世界初というところも興奮さレベルが上がりますよね。

これから先もどんどん新しい発見があり、琥珀から恐竜のしっぽだけではなく頭だったり全身も、もしかしたら見付かるかもしれません。可能性はあります。
楽しみですね!

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